全体概要・レセプション3部作

全体概要・レセプション3部作

Claris FileMaker Pro アドオン (Add-ons) 3部作

  • レセプション for Redmine / Reception for Redmine *1
  • レセプション for Slack / Reception for Slack *2
  • レセプション for eMail(Gmail) / Reception for eMail *3


*1 Redmineは、GNU General Public License v2 ライセンスで公開されています。(by Wikipedia)

*2 Slackは、Slack Technologies,Incの商標です。 

*3 Gmail™メールサービス はGoogleLLCの商標です。

FileMaker Pro および FileMaker Server は、Claris International Inc. の商標です。

概要


 このアドオンは、FileMakerの画面上の情報を収集し、他のサービスにデータを送信する機能を提供します。FileMakerの任意のレイアウトにボタンを配置し初期設定しておけば、ユーザーはボタンを数回押す(あるいは他のスクリプトから呼ぶ)だけで、所定の宛先やサービスにデータを送ることができます。ユーザーは、FileMakerの様々なレイアウトの情報を共通の受付窓口(レセプション)へポストすることが可能となります。

 ここで「わざわざ他のサービスを使わなくともワークフローの全てを FileMaker で構築すれば良いのでは?」と思われるでしょうが、従来よりコミュニケーションツールを主に使用しているユーザーなら、使い慣れたツールで受付しバックヤードで業務フローを回す方が、導入のハードルは低いでしょう。今までWordやExcel、PDFファイルでの申請だったものが、FileMakerのレイアウトに入力して申請ボタンを押すことで受付に流れ、スタッフはFileMakerへのリンクをクリックして内容を確認するという手順に変わります。

 今回ターゲットとしたコミュニケーションツールは、Redmine,Slack,eMail(Gmail) の3つです。それぞれのサービスに合わせてアドオンを製作しました。アドオンはFileMakerとコミュニケーションツールのハブのように機能します。使い方によってはFileMakerをコミュニケーションツールのフロントのように使えます。Slack版とeMail版では、情報は申請者から受付窓口への1方向ですが、Redmine版ではチケット(issue)の状態をFileMaker側でも確認できるようにしました。これはほんの一例ですが、このアドオンをひな型にして、様々なサービスに合わせてカスタマイズすることも可能です。

 このワークフローの基本イメージは、組織や団体の各種申請窓口,ユーザーからの問い合わせ管理,営業報告,インシデント対応といった一般的な受付対応や問い合わせ対応の仕事の流れです。この種のシステムはもはやWebサービスでは珍しくありませんが、FileMakerは全てがオンプレミスでも機能するというアドバンテージがあります。例えば緊急対策本部で急がれる課題対応窓口の立ち上げ,避難所でのニーズや課題・要望に対する窓口の開設といった、インターネットにつながらない閉域での急なシステム導入に対応できると考えます。様々なニーズに応じた入力フォームをFileMakerでスピーディに作成し、このアドオンを貼り付ければ、即席の受付システムができあがります。



フローの説明はこちら>イメージ図・フロー


3部作それぞれの使い方は、下の画像をクリックすると遷移します。


使い方... for Redmine


使い方... for Slack


使い方... for eMail